初めてのお伊勢参りと伊勢散策、そしてVISONへ

先日、お誕生日御祝にずっと行ってみたかったお伊勢参りへ夫と行ってきました。
私の故郷宮崎に天孫降臨の伝説がある高千穂という地区があり、小さい頃から天照大神の天岩戸伝説を聞いていたためか、親しみを感じていました。
また一人の工芸に携わる者として式年遷宮への興味と、昨年から母と始めた御朱印巡りをしたいという思いがありました。

早朝5時からの参拝、まずは外宮へ

早朝に参拝したかったので前日に伊勢に一泊しました。朝の4時に起きてまだ眠そうな夫も起こして5時に外宮に到着した時は既に数人の参拝客がいらっしゃいました。
まだ日が昇ってまもない時間は静かで厳かな雰囲気に包まれます。

神宮内にはとても大きな杉の木が所々にありました。
伊勢神宮が本当に昔からこの地にあったのだということを証明するかのような大きな杉の木でした。庭師である夫はこの大きな木々等に感動していました。心なしかパワーをいただいているような気持ちになりました。

豊受大神を参拝したのち、月夜見の宮へ。

外宮の授与所は開いていなかったのでこちらで初めて伊勢神宮の御朱印をいただきました。
御朱印を見た時は、え、これだけっ?と思ったくらいシンプルでしたが、「すっきりとしてかっこいいやん」と夫が言うのでそう見えなくもないなと納得しました。
一旦外宮へ引き返し、外宮の御朱印もいただいて、内宮へ向かいました。

赤福本店で小休止

内宮は外宮から約4km程離れたところにあります。近隣に車を停めておかげ横丁を散策しました。
朝早い時間帯だったのでどこもお店は閉まっていましたが、赤福本店は開いていました。とても雰囲気が良かったのでちょっと休憩していこうということで中に入りました。

玄関先に湯を沸かす大きな窯がいい感じです。

何度も食べて特に珍しいものではなくなった赤福ですが、出来立てはとても美味しかったです。
やはり定番には定番の良さがあると噛み締めました。
何の気なしに食べていましたが、「昔は徒歩で参拝していただろうから、疲れきった後の甘いものが沁みただろうねー」と夫。それを聞いて2個目を食べるとなお美味しく感じるという…
そして当たり前のようにほうじ茶がついてくるというお心遣い…感謝。

宇治橋を通り内宮へ

小休止の後いよいよ内宮に向かうと、宇治橋の前で記念撮影している親子がいました。
バッグにスマホを立てかけてやや苦労していたので、写真撮影を申し出ると、喜んでいただき、代わりに私たちもお返しに撮影してくれました。
他の場所でも写真撮影を試みるこの親子に出くわし、また写真の撮りあいっこをするというゆるいチームのような関係になりました。

境内を奥に進み、天照大神が祀られている御社へ。
特に信仰心が強いわけではない私でも、厳かな雰囲気というか凄みを感じました。

式年遷宮は、20年に⼀度、ご社殿や 御装束神宝 をはじめ全てを新しくして、大御神にお遷りいただくお祭りです。
私はこの祭事は職人の技術の継承や雇用、人々の結束に一役買ってきたのだろうと感じました。

天武天皇のご発意で、持統天皇の時代(690年)に第1回が行われてきた式年遷宮。
1300年以上もの長きに渡り脈々と受け継がれてきた事実…今ここにいることが不思議な感覚になりました。

悠久の歴史に思いを馳せながら、ここでも御朱印をゲット…いや、いただき、ご満悦の中内宮を後にしました。

おかげ横丁の散策

お楽しみのおかげ横丁の散策、早朝の時点で目をつけていた伊勢角屋麦酒に行きました。
夫には悪いですが地ビールの飲み比べセットを注文し、牡蠣フライを堪能(牡蠣フライはシェアしましたよ。笑)。車の運転があるので自分は飲めなくても、いやな顔ひとつせず付き合ってくれる夫に感謝。

斜め向かいの豆腐庵山中さんというお豆腐スイーツが売ってあるお店のうの花どーなつや豆乳シェイクも美味しかったです。

だんご屋の団子、食べくらべ。上から花餅、みたらし、きなこ、黒蜜。夫はきなこ、私はみたらしが好みでした。

おおよそおかげ横丁も堪能し終わったので、温泉入りたいねということで夫が見つけたVISONという施設へ車を走らせました。

VISONは食と癒しのテーマパーク

VISON内にある本草湯。
三重大学とロート製薬株式会社が連携し薬草湯のレシピを開発し、5日ごとに、ほんのわずかずつレシピを変え、季節の移ろいを湯で表現している「七十二侯の湯」。

浴槽に薬草の入った袋がぷかぷか浮いていました。サウナなどはなく、薬草を楽しむシンプルなお風呂です。
館内もスタイリッシュで、休憩場には竹のモニュメント。のんびり休憩できました。

その後温泉から少し離れたレストランやスイーツ、調味料が販売されているエリアへ。

この日はとても暑かったので、伊勢翁でざるそばを食べました。噛み締めると蕎麦の香りがふわっとして美味しかったです。

サンセバスチャン通りも気になっていたのですが、ほぼお昼休憩でした。
バスクチーズケーキのお店、EGUN ONは空いていたので買って食べてみると、中はトロッとして美味しかったです。ブルーチーズが効いていて、ブルーチーズ好きには嬉しいスイーツでした。

VISONはいろんなこだわりのものが置いてあってとても良いのですが、一棟一棟が離れていてアスファルトの照り返しがきつかったです。
「木を植えて木陰があればそこに人が集まっていい雰囲気になりそうなのになー」と夫。
なるほどねーと思いつつ、夫曰く暑すぎて顔が死んでいたとのことで小休止、かき氷で体を冷やして元気を取り戻しました。

そうしてまた散策を開始しふらっと入った味醂のお店『美醂』。
ここの美醂を味見させてもらうと、そのおいしさに衝撃を受けました。ふと友達の顔が思い浮かんだのでその子にお土産で買って帰りました。後日わかったことですが、なんとその子の先輩が美琳のスタッフさんだったようでびっくり!これぞお伊勢パワー!

そんなこんなで伊勢を満喫して無事帰路につきました。
今回の旅を振り返りくつろいでいると「あ!」と声を上げる夫。
聞くとつきよみのみやが「月讀宮」と「月夜見宮」の2つあり、私たちが参ったのは「月夜見宮」で「月讀宮」は参拝してなかったという衝撃の事実が!しかも月讀宮には伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)も一緒に祀られているとのこと。

御朱印コンプリートしたと思ったのに!!

ヘタこいたねーと反省しながら、次回は猿田彦神社や神宮美術館も行こうと次の目的もできたので、よしとしましょう。

みなさんもお伊勢参りは計画的に…

SALUK 甲斐

前日の旅の様子も併せてご覧いただけましたら嬉しいです。
花の窟神社と那智勝浦の生マグロ、那智の滝





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