好文舎さんでのKANPAI!!展−ご来場ありがとうございました!

2023年7月10日〜29日まで、京都市上京区の好文舎さんで開催しておりました、KANPAI!!展がお陰を持ちまして無事終了いたしました。
連日暑い日が続いていた中、足をお運びくださった方々、本当にありがとうございました。

Photo by Natsuki Arimura

今回、陶芸家の浅井慶一郎さんとご一緒させていただき、私は金属工芸作家として自身の制作するテーブルウェアブランド、綾 METALWAREの品々を出展させていただきました。

浅井さんとは昨年11月に開催されました第33回Desalon Kyoto(『そこが知りたかった日本画』の回)で初めてお会いしました。その時開催されていた浅井さんの個展を拝見しに好文舎さんに伺ったのがすべての始まりです。
好文舎店主の宇野さんを交えて3人で話しているうちにこの7月に二人展をしましょうというご縁をいただきました。

3人ともお酒が好きなので何かお酒にまつわるイベントをしたいね、と言うことで開催された『酒器とビールを楽しむ会』。
京都醸造さんのビールを作家の器でお召し上がりいただいて、きっと楽しんでいただけたのではないかと思います。
特別企画として23日に開催された京都醸造株式会社の醸造家クリス・ヘインジさんと宇野さんの奥様である英吏さんとのトークショーも大盛況でした。

金谷正廣さんの季節の和菓子、香魚。鮎は苔を食べることから真盛豆が添えてあります。
好文舎さんの喫茶で季節ごとに変わる、金谷正廣さんの和菓子を楽しみにいらっしゃる方々もたくさんいらっしゃいました。
みなさん居心地が良いのでしょう、ふらっといらっしゃっては思い思いにお話してくつろいでおられます。
作家の私たちにもとても良くしてくださって居心地が良かったです。私もいちクラフトショップの店主として学ぶところが所々にありました。
また、好文舎さんのお客さんとたくさんお話しする機会をいただき、楽しい時間を過ごすことができましたし勉強させていただきました。

縁というのは不思議なもので、昨年浅井さんの個展に伺うまでは自分がここで浅井さんと二人展をすることになるとは思っていませんでしたが、元を辿って自分が取ってきた行動どれ一つ欠けても実現されなかったこと。そう思うと自分の行動の先に未だ見ぬ楽しみがたくさんあるような気がしてきて、前向きな気持ちになれるような気がします。

二人展期間中は祇園祭の真っ最中でしたので、好文舎さんの在廊の帰りに夫と祇園祭の宵々山を見物に行きました。
人が多いのでここ数年は避けておりましたが久々に見るとやっぱりいいなぁと思いながら放下鉾の横を通っていると、久しぶりにお知り合いに会いました。
その方は目をキラキラさせながら放下鉾を見上げ、「私の祖父も、父も、私もあそこでお囃子を吹いていた」と語ってくださいました。その方は何の気なしに話してくれたと思うのですが、そのエピソードに心を揺さぶられ、やっぱりきてよかったなぁと思いました。

少し話は逸れましたが、好文舎さん曰くやはり秋などの涼しい季節の方がお客様や人通りも多いそうなのですが、今回はこの夏に好文舎さんで二人展を開催することができて本当に良かったと思うような出会いや出来事がたくさんありました。
また在廊でない日にいらっしゃっていただいた皆様、直接お礼をお伝えできず残念ではございましたが、とても嬉しく思っております。いつも応援ありがとうございます!
この思いを糧にまた頑張ります!

好文舎さん、ご一緒してくださった浅井さん、ご来場してくださった方々にあらためて感謝申し上げます。
2023年夏の思い出をどうもありがとうございました。

SALUK 店主 甲斐

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です