馬渡さんとの出会いは5月のクラフトフェアまつもと(信州をめぐる旅#01−クラフトフェアまつもと2022)。
私は夫とお店に置いていただく作家さんを探すためにそこにいました。
馬渡さんの器を手にした時、素朴ながらも奥深いというか、一言で言うならば大地を感じました。
ふと作家さんの方に目をやると、ゴールデンカムイの杉元佐一のような、どこかひょうひょうとしたいでたち…
ブースにお客様も多かったこともあり声をかけれず、その周辺をうろうろすること十数分。
話しかける勇気も出ず、とりあえず一旦自分の気に入った器を買って帰ろうとお会計の列に並びました。
そして私の番になり、このまま何も爪跡を残さずに帰っていいのか??という思いが頭をよぎり意を決して話しかけました。
これまでの心配はどこへやら、とても気さくな方でした。
その時お話しさせていただいた時は多忙ゆえ新規のお取引をされていないとのことでしたが、京都でのお取扱店はなかったようなので、もしかしてチャンスがあるかな、とちょっとだけ思いました。
ですがお客様も多かったので手短にまたご連絡をさせていただきたい旨をお伝えして、ヒビ粉引きの平皿8寸と共にその場を後にしました。
そしてその後のご連絡の後、めでたくお取り扱いさせていただくことになりました。
その器たちがこちらです。
今回入荷した器の中で私が一番好きな器。
お肉とか中心に盛って、ちょっと青いものやソースを添えたら最高じゃないですか?!
私が欲しいくらいですが、そこはもちろんお客様優先で!
こちらは私がクラフトフェアまつもとで購入した器と同じ種類のもの。
お肉、お魚、サラダ、カンパーニュ系のパンなどなど使い勝手が良すぎです。
ハレの日の料理や普段使いにも、我が家でもヘビロテ皿です。
上の平皿の小さいバージョン。トーストやデザート、果物をのせるのに良さそうですね。
鮨のせたい!(握れるなら)
鴨のローストも合いそう。もちろん焼き魚も。
チーズの盛り合わせやタパスをのせてもおしゃれだなー。
何を盛り付けるか想像すると楽しくなる平鉢。肉じゃがとか豚の角煮とか?わりとごろっとしたものを盛り付けてもいいし、真ん中にちょこんと余白を贅沢に使っても良さげな器。
具沢山のサラダもいいかも…
ころんとしたフォルムが手に馴染むマグカップ。たっぷりと入るのでまったりタイムに良さそう。
お漬物や珍味にぴったり。
しば漬けの赤紫も合いそうだし、千枚漬けや柚子大根をのせてもかわいらしいし、お豆系も良いかも!
と、ご紹介しながらついついテンションが上がってしまいました。
馬渡さんの器を見ていると、ていねいに作った料理を盛り付けたくなりますし、いつもと違う料理を作ってみようかな、とワクワクした気持ちになります。
余市で栽培されているりんご等の果樹の木の剪定した枝を燃やしてできる木灰を釉薬の原料に使っているというところも何だか温かな気持ちになりますよね。
北海道の大地の力強さを感じながらも使い手の想像を駆り立てる、余白が残された器。
ぜひお手にとってその魅力を感じてみてください。
SALUK 甲斐
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