能登半島地震で甚大な被害を受けた輪島漆に思いを寄せてー2024年の抱負

この度の令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
少しでも早く平穏な日常が戻られますことを心よりお祈り申し上げます。

2024年は衝撃的な始まりでした。
本来ならお祝いの言葉が行き交うはずだったお正月の元旦に起きた悲惨な災害。
次々に明るみになる被害に暗い気持ちになり、地震に加え火災の被害も大きかった輪島市の映像を見ながら「輪島塗はどうなるのだろう」と考えていました。

私が卒業した京都伝統工芸専門学校には漆芸科もあるので、同窓生の身を案じると共に、その方々が生業にしている輪島塗の行く末も心配しております。

何か輪島塗の復興に関して支援できないかと考えていたところ、田谷漆器店さんの10代目田谷昴大さんが主導されているクラウドファンディングを見つけました(下記の画像はクラウドファンディングサイトREADYFORに掲載されているものです)。

プロジェクト名:令和6年能登半島地震|壊滅的な輪島塗業界を、立て直したい

もちろん、仕事の前に命や生活環境を整えることが最優先だと思います。
ですがまた好きだった仕事を再開できるという希望を持つことも大切だと思うので、私も微力ながら応援しております。もしご興味ある方は上記のリンクより記事をお読みいただき、田谷さんの思いを感じていただけましたら、と思います。

一刻も早く被害にあわれた方々が安心して生活できるように心から願っております。

2024年の抱負

photo by Masae Kobayashi

SALUK は今年の4月で丸2年を迎えます。引き続き作家さんの作品の魅力を発信していくことは変わらず努めてまいりますが、本年度は新たに錫のカップ作りのワークショップを始めようと思います。実際に自分の手でものを作り、制作の楽しさ、自分の作ったカップで飲む喜び、プレゼントする嬉しさを感じられるようなワークショップにしたいです。

道具等の準備がありますので、春頃の開始を目指しております。また詳細決まりましたらご報告いたしますので楽しみにしていてくださいね。

また金属工芸作家としても誰かの心に留まるような作品づくりをしていきたいと思います。
昨年よりもパワーアップできるよう頑張りますので、2024年も変わらぬご愛顧の程どうぞよろしくお願い申し上げます。

SALUK店主 / 綾 METALWARE 甲斐可奈子


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