5月2日、この日はオープンしてから初めてのお休みで、信楽作家市に行ってきました。
SALUKは暮らしの器をテーマにしているので現在のラインナップの他にも陶器やガラス、木工などの作家さんのものも置いてみたいなーということで作家さん探しの旅に向かいました。
滋賀県立陶芸の森は駐車場も結構台数多いのでいけるだろうと思っていたのですが、なめてました。近づくと歩いている方が早いくらいの大渋滞。満車だったので近くに停めてやっとこさ会場入りしました。
どの作家さんも個性豊かだったのですが、信楽作家市のホームページの出展者一覧を見て素敵だなと思って、Instagram などで作品を見ていたあよおさんと奥村陶房さんのブースは特に印象に残り、それぞれひとつずつ器を買い求めました。
こちらはあよおさんの海の花というお皿。青、黄、白の釉薬を掛けながして作っているそうです。あよおさんは熊本県天草在住で、天草の海や光が映しこまれたような作品だなあと思いました。太陽に輝くお昼間の海みたいな作品ですね。
ただこれは阿蘇に行った時の山肌の美しさに感動して生まれた作品とのことでした。逆さにしてみるとなるほど、山の形になっています。旅の思い出に天草の海が溶け込んで生まれた作品なのかなーと想像してみたり。
ちょうど最近ハマっているペペロンチーノを盛るのにちょうど良い大きさ。
これからの季節、ジェノベーゼを盛っても良いかもしれませんね。
もうひとつおうちに連れてかえったのが京都、宇治の奥村陶房さんの作品。
この力の抜けたお魚、超かわいいですよね。
なんのお魚ですか?と問うと「李朝の魚紋です」というお答え。
するとすかさず奥様が「本物の魚紋はもっとかっこいいんですけどね」とつっこみ。
ちょいちょい愛に溢れたディスりがおもしろかったです。
お話をしていると、奥様と私の出身校が一緒だったことが判明。卒業してから何年もたっているのでこんなところでお会いするなんて不思議なご縁といいますか、世間はせまいなーと感じました。
奥様曰く、「私が描くとだんだんうまくなっちゃうんだけど、この人が描くとまぬけなままなの。」と(奥様は仏像彫刻専攻されていたのでとても器用な方なのではないかと想像します)。
たしかにまぬけ=間抜けと書くように、ほどよく力の抜けた感じはねらってもなかなか出せないと思うので、やはり玄人だなーと思いました。
お酒のおつまみをのせたら楽しい席になりそうです。
そんなこんなでよい器に出会えて満足して帰路に着きました。
楽しかったのでちょくちょくクラフトフェアに出かけていきたいと思います。
甲斐