鞍馬の火祭は、940年にそれまで御所にお祀りしていた由岐明神を、都の北方の鎮めとして鞍馬に遷した際の儀式と、由岐神社の霊験を後世に伝えるため毎年10月22日に執り行われる歴史ある例祭です。
以前から見に行ってみたいと思っていたのですが、昨今は新型コロナ感染拡大防止の為中止になっていたこともあり、今回初めて見に行くことができました。
20時頃鞍馬駅に着いたのですがSALUKからちょっと先とは思えないほどの人、人、人…
コロナでだいぶ人混みへの耐性がなくなっていて、一向に進まない行列に正直「うっ…」となりましたが、松明を見た瞬間気持ちが変わりました。
地元の方々による地元の祭
大きな剣鉾、人の背丈の2、3倍はあろうかという燃え盛る松明を担いで練り歩く姿は圧巻でした。
地元の方々の表情も晴れやかで、この祭が開催できた喜びが滲み出ていました。
偶然、3日前にお知り合いになったばかり(夫とは以前からのお知り合いだったようですが)の、鞍馬石をはじめとした庭石を豊富に取り扱っておられる山藤商店さんの六代目の御主人の勇姿をお見かけすることができ、感激しました。
帰りは鞍馬街道を歩いて帰ったのですが、何とも言えない懐かしい雰囲気が印象的でした。
この地に根付き、脈々と受け継がれてきた伝統を感じ、とても豊かな時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。
SALUK店主 甲斐